地球環境科学部 環境システム学科の学生による推薦図書

 

書名
請求番号
配置場所
1. 『海から生まれた毒と薬』 468.8||Tu 1 熊谷開架
2. 『キノコの教え』 080||I-95a||1365 熊谷開架新書
3. 『あぶない地名 : 災害地名ハンドブック』 291.0189||O-24 熊谷開架
4. 『サボり上手な動物たち : 海の中から新発見!』 481.72||Sa85 熊谷開架
5. 『生物多様性とは何か』 080||I-95a||1257 熊谷開架新書
6. 『日本の海はなぜ豊かなのか』 468.8||Ki75 熊谷開架
7. 『新・海洋動物の毒 : フグからイソギンチャクまで』 481.72||Sh74 熊谷開架
8. 『生命はどこから来たのか?: アストロバイオロジー入門』 440||Ma77 熊谷開架
9. 『イルカの認知科学 : 異種間コミュニケーションへの挑戦』 489.6||Mu62 熊谷開架

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1. 『海から生まれた毒と薬』

Anthony T. Tu,比嘉辰雄 著
丸善出版 2012 年 2100 円(税抜)

  

 海の世界はパンドラの箱


 海の中には未知の世界が広がっており、未だわかっていないことが山ほどあるが、既に解明されていながらも知り得ていない知識というのも山ほどある。しかし、本書には、普段知り得ない海に関するトリビアが沢山詰まっており、へぇ〜ボタンがあったら250 回は押しているところであった。
 本書は「毒のしくみと薬のしくみ」「多くの海産毒の元は藻」「赤潮はどうして起きるのか」「フグ毒と海蛇毒作用の比較」「魚の刺毒」「刺されると痛いクラゲやイソギンチャク」「魚の腐敗とアレルギー症」「海産毒からの薬―その原理」「駆虫薬海人草と興奮毒性物質」「ナマコからの水虫薬」「海面由来の特異なヌクレオチドと抗ウイルス薬」「カリブ海産ホヤからの抗がん剤」「魚油からの抗動脈硬化症・高脂血症薬」「海産健康食品」「スパイ戦や生物兵器に使われる海産毒」といった大きな章から成っており、どれも実に興味深い内容であった。
 例えば、「魚や貝を食べて中毒を起こしたりする多くの毒は、単細胞藻類などが起因」や「フグの毒の起源は細菌であり、食物連鎖によってフグは毒性化される」や「ナマコからホロスリンという水虫に効果のある抗かび物質がとれる」だとか、「毒を持っているハナミノカサゴは綺麗な魚なため、米国では家庭の鑑賞魚として飼われるそうだが、そのためこの魚の被害者が割と多い」であるとか。どれも個人的には衝撃の事実であった。また、そういった話の中で、自分が唯一腑に落ちなかったのが、“赤潮”という言葉についてである。本書には「『赤潮』は英語からの直訳で、英語ではred tide
と言い、日本語と全く同じ意味」「Tide という語は欧米では潮の干満を表すtide と混同されるので、もっと正確な表現のharmful algal bloom(有害なプランクトンの異常な繁殖)と言ったほうが良いという意見もある」「しかし、長年使われてきたred tideを使う方が多い」「Harmful algal bloom はほとんど使われない」などと言うような記載があったのだが、これは自分の中で物議を醸した。“さばく”を「砂漠」と「沙漠」どちらで表記するのがその現象により適切か?といった話と同様の類だとは思うのだが、「長年使われてきたから。ほとんど使われないから。だからred tide を使おう」みたいな書き方はどうなのだろうかと考える。もう少し読み手に考えさせる時間を与
えてくれても良いのではないかと思う。
 余談が過ぎたが、本書は海という未知の世界には毒も含め、様々な危険が潜んでいるが、薬や健康利用につながる希望も数多くあるということを教えてくれた。そんな希望と危険に満ちた世界は、さながらパンドラの箱のように感じられた。

評者:互 太朗(環境システム学科4年)

 

 
2. 『キノコの教え』

小川 眞 著
岩波書店(岩波新書1365)2012 年 800 円(税抜)

  

 本書は、著者の実際の経験や研究成果をもとに「キノコ」について書かれている。「キノコ」について歴史や種類などが書かれているほか、「キノコ」の環境とのつながりなども書かれている。ときどき筆者が「キノコ」の気持ちになるというような表現をすることがある。筆者の表現力の豊かさというものは伝わってくるが、「キノコ」に感情はないため、いまいちイメージがわかない。読み手がイメージしやすいような何か違った表現ができれば良いと思った。
 私が一番関心を持ったのは「地上から一定の高さで傘を広げると、流体力学の原理で胞子が風に乗りやすい」という、「キノコ」が傘形である理由が書かれているところである。いままで考えたことがない疑問だったが、関心が持てることができて良かったと思えた。『キノコの教え』は「キノコ」について興味がある人はもちろん、興味のない人でも興味を持ってしまうような素晴らしい本である。

評者:山田祐人(環境システム学科4年)

 

 
3. 『あぶない地名:災害地名ハンドブック』

小川豊 著,三一書房 2012 年 1800 円(税抜)

  

 本書は、地名にはそれぞれ意味があり、その土地に住んでいた人々が土地の性格を伝えるためにつけた情報であるという考えに基づいて著されたものである。土地の性格を表したものが地名として残ったものがあり、そのような場所の中には危険な地点を表したものの、時代が変わるにつれて徐々に意味が不明瞭となってしまっている地名が存在するという。
そのような土地の意味を復元したものを記したものが本書である。著者の事前にその土地の性格を知ることで災害予防の一つとして知ってほしいという願いがこの本に込められているようだ。
 本書は、地名をどう読み取るかが説明されている項目と、五十音順に並べられた古語から推測される現在の地名とその周辺に起こりやすい災害を記したものに分けられる。これにより、本書を辞書のように使うことができる。例に挙げると、自分の住んでいる土地の名前を本書で調べることによって、実際に起こりやすい災害を予測することができるのである。
 しかし、著者も述べているように、全ての土地の意味を記したものではないということに注意しなければならない。自分の住んでいる地名が記されていなかったからと言ってその土地が絶対に安全というわけではないということを常に考えておけなければならない。

評者:倉持勇気(環境システム学科4年)

 

 
4. 『サボり上手な動物たち:海の中から新発見!』

佐藤克文,森阪匡通 著
岩波書店 2013 年 1500 円(税抜)

  

 動物の本等を読むと、「チーターは地球上で最も速く走る」や「世界一大きい生物はシロナガスクジラである」と“最も○○”なことがよく書かれている。しかし、それ以上の記述があることはほとんど無く、普段からその速さで移動するのか、何故その深さまで潜る必要があるのか、等といった“最も○○”という情報の先にある疑問が生まれる。海の生物についてその先の疑問について
調べたのがこの本の著者である。
 題名に「サボり上手な動物たち」とあるが、私たちが想像する野生動物たちは生きるのに必死でサボる余裕もないように思える。エンペラーペンギンの最も長い潜水時間は27 分36 秒なのだが、常にこれだけの時間を潜っているわけではない。「99 パーセント以上の潜水は10 分より短い」のだ。また、ウミガメの泳ぐ速さは「アオウミガメで秒速0.59 メートル、アカウミガメで秒速0.63メートルと、海棲哺乳類や海鳥類に比べて」遅い。このように一見サボっているように見えるがもちろんきちんとした理由がある。エンペラーペンギンが毎回深く潜る訳ではないのも、浅いところで餌が取れるのであれば長々と潜水する理由がないからであり、ウミガメが遅い要因は爬虫類であるウミガメの代謝速度が低いからであって、速く泳ぐ技術がないため遅いという訳ではない。このようにサボっているように見える野生動物の姿は「厳しい自然環境で生き抜いていく動物たちの本気の姿なのだ。」
 最高速度は○○、最高浸水時間は○○と言われると常にその速さ、時間を出していると思いがちだが、実際はそのようなことは無い。我々人間と同じで、力を入れるべき所では力を入れ、入れる必要のない所では力を抜く。容量良く手を抜くことで、余ったエネルギーをほかに回すことができる。これこそが正しい生き方であると感じた。

評者:吉田優花(環境システム学科4年)

 

 
5. 『生物多様性とは何か』

井田徹治 著
岩波書店(岩波新書1257)2010 年 760 円(税抜)

  

 この本は主に生物と人間の関わりという観点からアプローチしているもので現在の生態系での問題、そしてそれが私たち人間の生活に及ぼす影響などが具体的に書いてある。例として蜂群崩壊症候群(CCD)と呼ばれる蜂が大量に姿を消す事象により、アメリカのカリフォルニアのアーモンド農家が非常に深刻な被害を受けたことが挙げられる。また蜂が受粉を担う植物と蜂とが自然界で密接な関連があることを示す結果として、植物の減少が先か蜂の減少が先かはわからないがどちらかが減るともう一方も減るという結果も出ており、これに蜂だけでなく鳥などの種子散布能力の話にも繋がってくることでそういった植物と他の生物の間の関係性が重要ということとてもよくわかる。
  環境破壊によって多くの鳥の個体数が減っていってそうなる前に鳥の保全に投資をする価値があると述べられており、その意見に私はとても賛成である。

  現存の植物だけでなく次世代のための植物資源の確保ということは文化的にだけでなく人類の生存にも必要不可欠である。そのためには植物のことだけを考えるのではなく生物全般、生態系を考えなければならない。地球には多様な生物がいるが、他の生物と無関係でいられる生物はおらず、まず環境問題とされているものへの対応策として鳥類の保護への投資は取っ掛かりやすいのではないかと考える。
  他にもさまざまな保護区についてもこの本で触れており、あまり保護区というものは一般の人には身近と呼べるものではないと思う。だからこそこの本を読んだ人に対して日々の暮らしの中での生物多様性の重要性を考えさせるきっかけの一つになると思われる。私は全体的にこの本に対して賛成的な意見で、生物多様性を考えるための道しるべとして素晴らしいものだと思う。

評者:佐々木和樹(環境システム学科4年)

 

 
6. 『日本の海はなぜ豊かなのか』

北里洋 著
岩波書店(岩波ライブラリー188)2012 年 1500 円(税抜)

  

 日本の海はなぜ豊かなのか、それは誰もが抱く疑問である。皆、この疑問を聞かれたら正確に答えることができるだろうか。海はいまだに未知であり、知ることさえ難しいのである。
  本書は、陸から海を見るのではなく、海から陸を眺めるという少し変わった視点で、海の環境へと迫る。まず北里は、自身が地形学者だった知識と経験を生かし、日本は複雑な地質のホットスポットであることを明らかにする。この地質の多様性が日本の生物多様性を生むのである。そこで登場するのが生態系を維持するために必要な生物、プランクトンである。一見目立たないプランクトンは食物連鎖の底辺を支え基盤となる重要な役割を果たしてくれるのである。
  さらに、本書は海中での歴史的地形変動による生物群集の変化に迫る。時代の環境により進化した生物は実に様々であり、光エネルギーを必要とする生物や、飢餓状態で生きる生物、発光する生物、反射板をもつ生物など、海の中にはまだまだ未知の生物がいる。これらの例は、海を知らない子供たちに少しでも興味を持ってもらえるようにと著者が取り入れたものである。とても興味・
関心が湧く面白い内容であった。
  最後に「多様な生物は人とどう関わっているか」を考えた。人間の生活や産業によって作りだされた有機物が河川・海へと流され、汚染されているのが現状である。それだけではなく、地球温暖化による影響も年々深刻になり生物生態系が崩れ始めている。それを見て「人は見えないものに関心が薄い癖がある」と北里は言う。今まで様々なものを海に捨ててきた分が海底で蓄積し、今では
分解しきれないほどの量になっていることを皆知っているのか。海には限界があり、万能ではないことを切実に訴えている。
  豊かな海洋生物相を守るためには「海を知り、海を利用し、海を守る」ことが今一番求められるものである。視点を陸から海に移すだけで、見えてこなかったものがおのずと見えてくるのである。

評者:霜田奈積(環境システム学科4年)

 

 
7. 『新・海洋動物の毒:フグからイソギンチャクまで〜』

塩見一雄, 長島裕二 著
成山堂書店 2013 年 3300 円(税抜)

  

 フグを食べたら最悪の場合死んでしまう。そのくらいフグ毒が強いことは、誰もが知っていることであろう。フグにはテトロドトキシンという毒が含まれており、青酸カリの1000 倍という猛毒である。知識がないのにフグを食べるという事は大変に危険な事であるので自分の判断で“このフグは無毒だから食べよう”という事は決して食べないように、また部位によって毒がある個所と毒がない個所がわかるが、自分で毒の部位を切り離したから食べようという事もないように。“このフグの毒の場所はこの個所にあるのか”という勉学程度にやるのであれば是非やってほしい。フグ毒の恐ろしさをもっと知りたいのであればこの本を読んでもらいたい。
  しかし、養殖のフグには一切毒が含まれていない。なぜ含まれていないのかそれは、食物連鎖により体の中に一切毒を蓄積しないように餌を与えているからである。また、毒性がある餌を与えたところ、体に毒成分が蓄積されて、毒が含まれるという事もわかった。“フグは外的要因(餌)によって毒化されることが初めてわかったのだ。”
  イソギンチャクに毒がある事は知っているだろうか?実はイソギンチャクにも毒が含まれているのだ。全てのイソギンチャクに毒があるわけではないのだが、見たことないイソギンチャクには触れないようオススメする。なぜならば、イソギンチャクの毒、つまり刺胞動物の毒は極めて強力であるからだ。フグ毒に比べて死ぬ事はおそらくないが、ひとたび刺されると、体に激痛が走り、刺された個所には、皮膚の赤み、発赤、浮腫がおこり、加えて、発熱、傾眠、めまいの症状が出ることがある。これらの症状はすぐ出るので、もしこのような症状が出たら、すぐに医者に見せるように。このようにイソギンチャクにも毒があり、他の海洋生物にも多く毒成分が含まれている生き物もいるので、もし海水浴とかにいくのであれば、是非“新・海洋動物の毒〜フグ毒からイソギンチャクまで〜”を読んでから行く事をオススメする。

評者:牛丸 龍(環境システム学科4 年)

 

 
8. 『生命はどこから来たのか?:アストロバイオロジー入門』

松井孝典 著
文藝春秋(文春新書930)2013 年 本体830 円(税抜)

  

『生命はどこから来たのか?』という生物にとって根源的であろう問いをNASAは21 世紀における宇宙探査のテーマとし、アストロバイオロジーと名付けた。これは「生命とは何か」「生命はいかに地球に出現し、進化したか」「我々は宇宙で孤独な存在なのか」という3つの柱から構成されている。本書はこの3つの柱について宇宙論的な議論から古生物学や分子生物学の研究、極限環境の生物、ウイルスまで非常に多様な分野を取り扱い、考察したものである。
  インドやスリランカで降った「赤い雨」という話を聞いたことがあるだろうか。雨という現象は大気中の水蒸気が何か核となるような物質のまわりに凝結して降るものであるが、それが水滴や氷滴なら普通の雨が降る。しかし、砂漠などから巻き上げられた細かな塵であれば黄色い雨、火山の噴火や原子爆弾投下の後などに降る灰であれば黒い雨といったようになる。確かに黄や赤といった色のついた雨が降ることはそれほど珍しいことではないのである。ところが、赤い雨となるとめったに耳にすることはなかろう。著者はその皆目見当がつかない現象に、宇宙の生命を感じた。そこで、この摩訶不思議な現象について調査を進めてみると、この赤い雨の正体が、実は細胞状の物質であることがわかった。しかし、これは細胞なのかと訊ねられると頭を抱えてしまう構造であった。なぜならば、形状的には細胞の形をしているものの、核やDNA は存在していなかったというのである。それ以降、この「赤い雨」の見解について地球由来の生命であるのか地球外生命体であるのかは未だ謎のままである。

  生命の起源について考えることは共通祖先を考えることと同義であり、いついかなる時代においても最先端の研究テーマである。研究者でなくとも、人間であるならば馴染み深いテーマではなかろうか。なぜならば、生命の起源すなわち共通祖先を解き明かすことで、現在のような我々の姿になるまで、どのような進化をたどってきたのかという人間の成り立ちを解き明かすことになるか
らである。

評者:岩崎 稜(環境システム学科4 年)

 

 
9. 『イルカの認知科学:異種間コミュニケーションへの挑戦』

村山司 著
東京大学出版会 2012 年 本体3400 円(税抜)

  

 イルカは頭がいいとはよく言われているが、どの程度の知能を持っているのか、また異種間でコミュニケーションはとれるのか、疑問に思った点が多々あったので、この本を読むことにした。著者はイルカのトレーナーだった方に「イルカは頭がよいため人間が指示の動作を間違えたりするとイルカにバカにされ言うことを聞いてくれなくなり、トレーナーのほうが考えすぎてしまい頭がおかしくなる。イルカが何を考えているのか分かればもう少し楽になる」という話を聞いたことがある。
  本書で著者はイルカと話すことを本当の目的として、イルカはどのような知能があるのかを様々な実験の結果を用いて記している。例えば、本書にイルカの視力についての実験がある。イルカの視力は人間でいう0.1 ほどであり、決していいとは言えない。しかし、眼球の外部形態は光を取り入れやすい構造と言え、網膜構造は夜行性動物に類似した特徴をもっている。したがって、かなりの低照度でもイルカの目は機能している。また、イルカには眼球の中に神経節細胞の密な部位が前後2箇所あり、前方と後方が良く見えることもわかった。さらに、ヒトの見分けも顔(容貌)ではなく、服装などの外観で見分けていることもわかった。イルカはヒトには無い、エコーロケーション能力(自ら音を発して反射してきた音から対象物の特性を知ること)と暗闇に適した広範囲を見られる目があるので、視力が低くてもカバーできるのである。私は動物それぞれがもつ体内構造の違いにたいへん興味を持った。

  言語研究の結果では、「鳴き分け(物を見せてイルカなりの呼び方を覚えさせる)」や「聞き分け(事前に録音した鳴音をスピーカーから流し目の前にあるものの中からモノを選ぶ)」、「模倣(事前に録音した鳴音をスピーカーから流しそれを正確にまねする)」ができることが確認された。ここまでイルカはモノについて音や記号で表出し、逆に音や記号の意味を理解できた。これからもっと単語を増やし、複雑なやり取りができるようになれば会話することも不可能ではない、現在、実験が進行中である。
  普段イルカのショーや水槽の中のイルカを見て、かわいいと感じるだけであったが、ショーのためのトレーニングとなるとこんなにも難しくなる。これからのイルカのトレーナーのためにも早くイルカの心を読み取れるようになり、トレーニングがしやすくなることを望んでいる。

  

評者:渡邉みなみ(環境システム学科4年)

 
 

立正大学 地球環境科学部 環境システム学科

http://www.es.ris.ac.jp/~es/