News & Events | 学科紹介 | コース紹介 | 分野紹介 | 専任教員紹介 | 研究教育設備紹介 | 学科へのアクセス | 教員公募 | 資格に関する情報 | 関連リンク | Open Research Center | 学科TOPページ |

学科出版物

環境のサイエンスを学ぼう -人と地球の未来のために-


書籍情報

新刊書: 222ページ

出版社: 丸善プラネット

ISBN: 978-4-86345-099-8

発売日: 2011/12/10

商品の寸法: B5

書籍紹介:
私たちは豊かな水を湛える地球の大地に、多くの生き物たちと共に、大気につつまれて暮らしています。本書は環境科学の基礎を広く網羅するために、地球環境の各要素を、その相互関係を意識しながら解説し、総合科学に不可欠な情報処理技術と科学的思考方法も記述しました。環境科学の専門家を目指す高校生・大学生の皆さんや環境問題に関心のある社会人の皆さんにお読み頂きたい入門書です。

目次

序文

第1章 環境科学の目で見る富士山

1.1 地球観測衛星ランドサットを用いた富士山周辺のモニタリング
1.2 富士山の成り立ち
1.3 富士山周辺の水質
1.4 地上気象データの分布図
1.5 植物と機構と土壌と水分
1.6 地圏環境学分野(カラー図版)
1.7 環境水文学分野(カラー図版)
1.8 環境気象学分野(カラー図版)
1.9 環境生物学分野(カラー図版)
1.10 環境情報学分野(カラー図版)

第2章 私たちが生きる大地 -地圏環境学-

2.1 地圏と環境
2.2 宇宙の誕生と元素合成
2.3 地球の内部構造
2.4 地圏環境の変遷
2.5 造岩鉱物:地圏をつくる元素のまとまり
2.6 岩石の多様性
2.7 プレートテクトニクスと岩石の生成
2.8 プレートテクトニクスと地震・火山
2.9 プレートテクトニクスからみた地表環境の形成
2.10 風化・侵食・運搬・堆積(1):地形からみた地表の環境
2.11 風化・侵食・運搬・堆積(2):物質の移動・循環からみた地表の環境
2.12 地形と環境変化
2.13 元素の移動と年代測定
2.14 固体試料の物質科学
2.15 地圏からみた地球環境変動

第3章 水の惑星 地球 -環境水文学-

3.1 水の循環−環境水文学の視点
3.2 気象と降水
3.3 蒸発散と浸透
3.4 河川流域−流れの場としての流域
3.5 河川からの水の流出
3.6 水資源としての地下水とその概念
3.7 面白い地下水,不思議な地下水
3.8 地下水の優等生「温鉱泉」
3.9 「小宇宙」湖沼の基礎
3.10 日本の酸性湖
3.11 田沢湖の酸性化とクニマスの絶滅
3.12 酸性雨
3.13 酸性雨の生態系影響
3.14 人間活動と水循環の汚染
3.15 水環境調査の基礎

第4章 私たちをつつむ大気 -環境気象学-

4.1 気象と気候
4.2 大気の起源とその構造
4.3 放射
4.4 地球大気のエネルギー収支
4.5 気圧とは何か
4.6 風はどうして吹くのか
4.7 気温と大気の安定・不安定
4.8 露・霜・霧および雲
4.9 雨や雪の降る仕組み
4.10 大気の大循環
4.11 温帯低気圧と前線
4.12 ローカルな気象
4.13 熱帯の気象
4.14 異常気象と気候の変動
4.15 暮らしのなかの環境気象学

第5章 生き物たちとの関わり -環境生物学-

5.1 生物と環境
5.2 生物の多様性とレッドリスト
5.3 植生をどのように捉えるか
5.4 人間活動と植物の生態
5.5 侵略的外来植物と希少植物の生態
5.6 植生管理はどうあるべきか
5.7 ワイルドライフと人間
5.8 日本人とワイルドライフ
5.9 人間活動がワイルドライフに与える影響
5.10 ワイルドライフとどう付き合うか?
5.11 水域の生物
5.12 海域における生物多様性
5.13 海域における人間活動の影響
5.14 海洋生物と環境の保全
5.15 私たちの社会と環境生物学

第6章 新たなる武器 コンピュータ・サイエンス -環境情報学-

6.1 環境情報学とは
6.2 システム構造の捉え方
6.3 見積もりと数理モデル
6.4 指数関数
6.5 対数関数
6.6 ココロを探る手法
6.7 地域人口の予測はどうするか−コーホート変化率法
6.8 CO2排出量はどうしたら減らせるか
6.9 CO2排出量の推計はどうすれば可能か
6.10 ごみ排出量のシステム分析
6.11 ジオインフォマチックスで環境を視る
6.12 ジオインフォマチックスで都市を管理する
6.13 ジオインフォマチックスで生物生息域を探る
6.14 ジオインフォマチックスで森林を管理する
6.15 環境情報を超えて−モニタリングから環境管理へ

第7章 環境科学を始めよう!

7.1 はじめに
7.2 地形図の読み方
7.3 方位の測り方
7.4 ルートマップと地形断面図の書き方
7.5 等値線図の作成
7.6 実験室おおび実験器具の利用法
7.7 測定の仕方(温度・質量・長さ)
7.8 有効数字と誤差
7.9 実験・観測結果の記載とデータのグラフ化
7.10 環境データの処理と解釈
7.11 文献検索の意義と方法
7.12 レポートの書き方T
7.13 レポートの書き方U
7.14 科学的な思考の方法
7.15 まとめ

索引

執筆者紹介

このホームページに関するお問い合わせ

このホームページに関するお問い合わせは webmaster@es.ris.ac.jp にメールしてください